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【対談レポ】コミュニティってなぜ大切?会社とのちょうどいい距離感って?地域活性の最前線に立つトップ2人が地域コミュニティと会社を語る!

2021年10月20日

和田志帆

さまざまな情報が行き交う選択肢の多い世の中で、オンラインコミュニティ、ファンコミュニティ、地域コミュニティなど、コミュニティの時代と言われる現代。

なぜコミュニティに注目が集まっているのか?
「SDGs」「地域還元」「社会貢献」などが重要視される時代において、企業と地域コミュニティがどう交わっていくのがいいのか?

本イベントでは、自ら地域コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」を運営、日本最大級の地域経済カンファレンスの主催も務める「株式会社WHERE」代表の平林氏をゲストにお招きし、弊社代表 綿貫とのトップ対談が実現しました。

「地域」「コミュニティ」「会社」といったキーワードについて、地域活性の最前線に立つ2人の代表がそれぞれの意見を交わしたオンラインイベント。

コミュニティの大切さや会社との関わり方、地域活性の更なる可能性を感じる話が満載となっていますので、ぜひご一読ください!

◆開催イベント概要◆

日時: 9月29日(水) 19:30~20:30
イベントテーマ:これからの地域コミュニティと会社のちょうどいい距離感とは?
主催:株式会社SHIFT PLUS

◆登壇者紹介◆

綿貫 健吾 (株式会社SHIFT PLUS 代表取締役)

平林 和樹 氏(株式会社WHERE 代表取締役社長)

ファシリテーター 鈴木 康太(株式会社SHIFT PLUS 地方創生事業グループ グループ長)

そもそもコミュニティってなに?なんで大切なの?

鈴木:そもそも参加者のみなさんの中で「コミュニティってなに?」「なんで世の中でコミュニティってこんなに言われているの?」「なんで大切なの?」と疑問に思っている方もいると思うので、まずは平林さんにこの辺り教えていただきたいです!

平林氏:「コミュニティ=何らかの共通の目的を持って必然性のもと生まれるそれぞれの人の居場所」だと考えています。例えば地域コミュニティの例をあげると商工会議所、青年会議所、消防団といったものです。

居場所という意味合いでは「会社」もコミュニティの一つだと思いますし、地区ごとにある「回覧板」も地域コミュニティの仕組みの一つだと思っています。

また、コミュニティの大切さについては2つの軸を持って伝えています。

1)何か会ったときのセーフティネット
地震などの災害やコロナ禍のような感染症の拡大が起きた時、隣の人と「なんとかしようよ!」と助け合い頑張れる関係性があるのがコミュニティだと思うし、有事の時にはコミュニティを持っている人が強いと考えています。

2)何かしたい時の応援するチーム
あくまで僕らの考え方として、コミュニティは生存戦略だと話をさせていただいています。機能や商品の質って結構満たされているので、性能差はあまりない時代になっていますよね。

そうなると誰から買うか、自分自身にあうかどうかが「買う」「何か行動を起こす」ときに大事なポイントになると感じています。

僕らの場合は「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」というコミュニティを月980円で運営して、日本各地で地域課題や社会課題解決にチャレンジしている人たちが、お互いの取り組みを学びあえたり、誰かがクラウドファンディングを始めたときにみんなで応援できるようなコミュニティ作りをしています。

鈴木:会社も一つのコミュニティ、そういう考え方もあるんですね!言われてハッと気づきました!綿貫さん今のお話でどんなことを感じましたか?

綿貫:会社がコミュニティだというのはその通りで「何かあった時のセーフティネット」は会社の役割でもあります。

高知の場合は台風が多い地域であることや、新型コロナ感染拡大による生活への影響など、働いている方が不安になった時にそれを解決するのは「地域コミュニティの繋がり」「個人と会社の繋がり」ともに同じ意味合いだと思いました。

ただ、地域コミュニティと会社のコミュニティは同じコミュニティでも役割が違うので、そこは多種多様で良いのではと。

心地よくて安心できる環境、自分のやりたいことが実現できる空間が総じてコミュニティであるということであれば、どんな形でもいいなと思います。

地方ビジネスは東京と同じことをするのではなく、ある領域に特化する必要がある

鈴木:コミュニティって深い…。できることめちゃくちゃ多いなと感じました。

SHIFT PLUSはコミュニティの一つである「会社」の企業活動を高知県で行っていますが、地域のためにできることってどんなことなのか綿貫さんにお聞きしたいです。

綿貫東京でできないようなニッチな領域に対して、地域の特性を生かしてビジネスをしていくことが、地域を元気にすることに繋がっていくと思っています。

例えば、高知県産のカツオが東京で売っていたら「本場のカツオ食べられるんだ!」と思いますよね。

以前四国活性化PJでもお話させていただきましたが「高知県=カツオ」と誰もが思うのと同じように「高知県のITって何が本場ですか?」という問いの答えを見つけていくことが、地方で会社を伸ばしていく一つのヒントになる気がしています。

それができると言うことは全国的にニッチな領域に踏み込むことになるので、IT業界では単価が上がります。

単価が上がると社員の給料が上がり、会社の収益も増えて法人税が増える、個人の給料が増えると消費が高まって消費税の納税額が増える、それで地域が潤っていくと考えています。

コミュニティの究極系はカルチャーになること

ここで視聴者の方から「日本のコミュニティは排他的で内と外がはっきりしていると感じますが、企業が介入するのにトラブルはありましたか?」というコメントがあり、お二人が答えることに。

綿貫:高知は漫画家の排出率が高かったりとエンタメの県なので、SHIFT PLUSは高知の地域性を生かしてゲーム領域の事業に力を入れていましたが、マーケットの現状や業界の状況を鑑みてITヘルプデスクやエンタープライズ領域に事業転換を行いました。

会社存続のための決断ではありましたが、高知で会社の方向性に同意したメンバーが少し寂しく思ったり、東京のやり方になってしまうのかと残念な思いをさせてしまったというところは少なからずあると思っています。

平林さんはカルチャーギャップのようなところって感じたことありますか?

平林氏:地域やコミュニティが排他的という話はよく上がってくるんです。

僕らのコミュニティの中では排他的な人はコミュニティのポリシーと反するので自然といなくなっていきますね。その過程にトラブルがおこるんだろうなと思っています。

コミュニティの究極系ってカルチャー作りだと思っていて、カルチャーになったらコミュニティはなくなっていいと思っているんです。

「カルチャーになる=口で説明しなくても暗黙の了解がある状態」だと思っていて、この状態であれば、あえてそのコミュニティは必要なくなるなと。

例えば僕らのコミュニティで言うと、誰かがクラウドファンディングを始めたら黙っていてもみんな応援しているという形が作れていれば文化になっているので、それでOKだと思っています。

複数のコミュニティを持ったほうがいい2つの理由

鈴木:「コミュニティ=カルチャー」になったら、無くなったらいいんだと言う部分も新鮮で改めて面白いですね!

おそらく今日はコミュニティに興味のある方も多いと思うので、コミュニティに関わることのメリットや多くのコミュニティに関わった方がいいのかなど、ご意見伺いたいです。

平林氏僕はコミュニティは複数持っていた方がいいと思っています。

その理由は2つです。

1)自分が関心のある情報しか入ってこなくなっている時代に突入している
今は新聞を読まない人が増えていますし、情報が最適化されすぎて自分が欲しい情報しか入ってこなくなってきています。

コミュニティは人で成り立っているので、自分の興味範囲外や新しい情報が入ってきますし、興味がないと思っていても、知ったら興味が湧いてくることや新しい発見があるんです。

複数のコミュニティに入っていると、さまざまな情報に触れて視野が広がるのでいいなと思います。

2)一つのコミュニティだと1人格しか出せないことの方が多い
副業兼業の文脈がありますし、人は複数の人格があると思っています。僕の場合は経営者なので毎日数字を見る人格からサウナやキャンプ好き、本が好きといった複数の人格。

これって他の方も同じだと思うんです。

一つのコミュニティしかないと一つの人格しか出せなくてフラストレーションが溜まってくるので、いろんな人格を出せるような複数のコミュニティに所属していると、自分も色々な面を出せて、どのコミュニティでも心地よく過ごせるのかなと思います。

地域と会社の距離感ははからない?!

鈴木:コミュニティがいろんな価値観や多様性を広げてくれるんだろうなと思っていて、個人的にも会社に属しながら複数のコミュニティに入って、いろんな丸が重なってきたら面白いだろうなと思っています。

今回のテーマでもある会社とコミュニティの関わり方や距離感、ちょうど良い関係性だったり、こういう風に感じる、と思うことなどあれば伺いたいです。
平林氏:僕は距離感をはからないということをやっています。お互いに距離感をはかりながらやっていると、逆に気を使いすぎて次に会った時に気まずいです。

だから僕はあえて距離感をあまりはからないようにしていて、僕が合うと思えばガンガン入って行きますし、逆に合わないと思えば入らないですし。

話すタイミングをはかるのが難しかったり、話してみたら合わないなということもあると思っていて、そこで合わないことがよくないことと基本的には捉えがちだと思いますが、僕はめちゃくちゃ良いことだと思っています。

今は考え方や人生のタイミングとかで合わないということも全然ありですし、逆にタイミングよく深く関わりたいと思ってもらえることもあるので、出入りの風通しのよさはめちゃくちゃ意識的にやっています。

福利厚生としてコミュニティワーク制度?!

鈴木:逆に距離感をはからないというのはすごく面白いと感じました。綿貫さん、平林さんのお話を聞いていかがでしょうか?

綿貫コミュニティワーク制度みたいなものを設けている会社ってどこもないなと思いました。

書籍購入支援制度、資格取得支援制度といった福利厚生を設けている会社はあると思いますが、視野を広げることに関してはコミュニティだろうが、本を読もうが、資格をとろうが変わらないと思うし、実はコミュニティが圧倒的に実務的だったりするんじゃないかなと思っています。

いろんなコミュニティの考え方があると思いますが、例えばあるコミュニティに属して、いろんな方と出会っていただいて、簡単にレポートを書いてくれたら福利厚生の一環としていくらとか、そういう制度の会社があっても面白いんじゃないかなと、僕はすごく大きな気づきになりました。

排他的とかあると思いますけど、地域で本当に泥臭く頑張っている会社がそういう制度を設けるからこそ、排他的にならずに受け入れてくれるんじゃないかという可能性も感じました。

お互い全く違う視点でもモトをたどると同じ信念

鈴木:今回は地域コミュニティと会社についてディスカッションさせていただきました!

これって改めて難しいテーマだなと思ったのですが、地域と会社は今後も「関わりしろ」をどうやって作っていくのかというのは大きなテーマかなと個人的に思います。

また、お話しする中で働き方や考え方、成長に対して重要なことってコミュニティにもあるなとすごく感じました。最後に改めて1時間振り返ってお二人に感想を伺いたいです。

綿貫:大変勉強になりました。地域で企業活動をする以上は「雇用を生み、会社を成長させて税金を納めることで地域に貢献する」という信念をずっと持っていたのですが、平林さんの考え方を聞いて、全く違う視点から元をたどると同じ信念を持ってやっているところがすごく面白いなと思いました。

セッションする前はどういう展開になるのか想像がつかない部分もありましたが、話して噛み合うわけだなと思ったのが今日の感想です。

平林氏:僕も綿貫さんと一緒の感覚があって、事業が伸びていくのは町にとっては基本的にはいいことだと思います。そこから生まれるものは個人になればなるほど分かりづらい部分もありますが、そこも含めて綿貫さんの考えていらっしゃることが繋がっていて、勉強になりました。

また皆さんに伝えたいのは、ぜひ何かコミュニティに参加してみていただきたいということです。

僕もコロナ禍で日本各地の関係各所に電話をさせてもらった際に、本当は困っているけどやっぱり言いづらいという声を聞いて、そういう時に自分が安心できて頼れる、自分の意見を伝えられるコミュニティをぜひ一つや二つ持っていただけるといいのかなと感じました。

とはいえ一歩踏み出す時って勇気がいるんですよね。でも入ってみたら意外とよかったりするので、ぜひ参加してみてもらいたいです。

対談取材を終えて

今回の対談は、コミュニティの大切さから、会社と地域コミュニティの交わりによる新たな可能性についてまで感じられる内容になったのではないでしょうか。

さまざまな思いを持って地域を元気にしたいと考えチャレンジしている人たちが、コミュニティを通じて手を取り合うことで、学び、成長し、助け合い、さらに地域が盛り上がっていくのだと感じました。

そしてそこには今後「企業」との関わりが深まっていくことで、新たな地域活性の形が生まれていく面白さも秘めていると思います。

みなさんにもぜひ地域の可能性や魅力を感じていただければ嬉しいです。

今回の対談はアーカイブ動画でもご視聴可能です!
この内容は対談の一部となりますので、もっと詳しい話を聞いてみたいという方はこちらをご覧ください。

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⭐️最後にSHIFT PLUSでは、これからも一緒に地域を盛り上げたいと思っている仲間を募集中です!

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⭐️そして今回ゲストとして登壇いただいた平林さんの運営する地域コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP

弊社を含め多くのパートナー企業や自治体が参画し、地域課題や社会課題にチャレンジしている日本各地のさまざまな経歴の方々が学びあい、交流を深めているコミュニティです。

こちらもぜひ!!

<LOCAL LETTER MEMBERSHIP の詳細&お申込み>
https://localletter.jp/membership/