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【シェアオフィス事業のご紹介】戦略パートナーとしての支援から開設オフィスの全貌、ワーケーションと高知の未来とは?

2021年6月28日

和田志帆

SHIFT PLUSは、この度JV3社(※1)が事業主体であるシェアオフィス事業に戦略パートナーとして参画しました。

2拠点一体型のシェアオフィスとなっていて、2021年5月には市内中心商店街に立地している「BASE CAMP IN OBIYAMACHI」がオープン。

さらにホテル併設型オフィス「BASE CAMP IN OHASHIDORI」が今年度中にオープン予定です。

今回は5月にオープンした「BASE CAMP IN OBIYAMACHI」を取材し、オフィスの全貌やSHIFT PLUSの支援内容についてまとめました。

また、オープン予定の「BASE CAMP IN OHASHIDORI」についてもイメージ図と一緒にご紹介。

さらに記事の最後には、シェアオフィスオープニングイベントで行われたトークセッション『ワーケーション×BASE CAMP IN KOCHI』にて挙がった「ワーケーションに高知を選択してもらう」アイディアも紹介しているので、ぜひご一読ください。

※1「JV3社」:株式会社岡村文具高知サンライズホテル株式会社ツクリエ

高知市中心地でシェアオフィス事業を行うワケ


「BASE CAMP IN OBIYAMACHI」立地ビル

高知県は人口減少と高齢化の進行により、生産労働人口の減少が加速し、あらゆる産業で人手不足が深刻化しているのが現状です。

また、宴会文化が盛んな県内では、各ホテルが宴会場を持ってサービスを提供していますが、こちらも人口減少や若者の宴会離れが進み、各宿泊施設にある宴会場の稼働率低下につながっています。

さらに、新型コロナウイルスの影響で街中の空きテナントや空きビルが目立つようになりました。

そんな中、シェアオフィス市場が成長していることを受けて、アフターコロナを見据えて稼働率が低い宴会場や空きテナントを、リノベーションで新たなシェアオフィスとして活用する「シェアオフィス事業」に取り組むことになりました。

新たな企業や人を呼び込む環境を作ることで雇用が生まれ、高知で働く選択をする若者を増やすだけでなく、高知市中心地の活性化へつなげられると考えています。

また、コロナ禍の影響からDX(※2)が進み、働く場所や働き方の選択肢が増えました。

さまざまなサービスがリアルからオンラインに変化したことで、政府や自治体による通信環境のインフラ整備が拡大し、その結果地方でのビジネスチャンスが生まれています。

このような動きから、海山川まで車で約30分という立地を生かし、新規事業の創出やワーケーション拠点として県内各所の魅力を探求してもらい、関係人口の拡大を目指します。

※2「DX」:企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。(参照:経済産業省「デジタルトランスフォーメーションを推進するための ガイドライン (DX 推進ガイドライン) Ver.1.0(平成30年12月)」)

SHIFT PLUSがこの事業で行っていること

弊社は、戦略パートナーとしてシェアオフィス事業主体3社の事業支援を行っています。

当施設Webサイト(https://basecamp-in-kochi.jp/)の制作、運用保守から施設予約システム導入のご支援・管理など、高知のIT企業として事業のITインフラ整備と情報発信を担当しています。

また、県内のコミュニティとの連携やイベント支援、弊社が運営している求人メディア「BUNTAN」の事業運営で培ったつながりを通して、入居者のサテライトオフィス設立時やオフィス拡大、人材採用支援も可能です。

地方創生事業として高知県の事業運営に携わり、県内のコミュニティと結びつきもあることを活かし、より多くの方に情報発信や人と人とのつながりを結びつける支援ができると考えています。

シェアオフィス「BASE CAMP IN KOCHI」の全貌

高知市内中心部に2拠点一体型の高知最大面積のシェアオフィス施設です。

2拠点同士の距離は300m・徒歩約4分と近接しています。

また、徒歩圏内に県庁、市役所、オーテピア(図書館複合施設)、コンビニ、スーパー、カフェ等が集積しているので、非常に利便性の高い立地です。

◆先月オープンした「BASE CAMP IN OBIYAMACHI」

高知市の中心商店「街帯屋町商店街」にある岡村文具ビル4F・5Fに開設されたセキュリティ完備のシェアオフィスです。

こちらのオフィスのポイントと、岡村文具様のオフィス開設への想いを紹介させていただきます。

《オフィスのポイント》
■初期費用を要さず法人登記できるスモールオフィス

デスク・椅子・プリンター複合機必要な備品があらかじめ備えられており、初期費用をおさえて法人登記ができる少人数用のオフィスです。

 

■高知初上陸の防音個室「テレキューブ」完備

電源完備の防音空間になっているので、集中できる業務環境が整っています。

 

■机の高さを調整できるモニター付きオープン会議スペース

机の高さを上下昇降のボタンで調整できる打ち合わせスペースです。

状況に合わせて活用でき、例えば短い時間で立って会議、椅子に座ってじっくり話をするといった使い分けができます。

 

■ビル5階の多目的会議室

5階はスクール形式で最大42名収容可能な貸会議室です(予約サイトはこちら)。

入居している企業同士での情報交換会など交流の場となり、さまざまな橋渡しができる場所として期待されるスペースです。

〜岡村文具様の想い〜

私どもとしては「楽しみながら働く場」として、高知を選択していただく拠点がこのシェアオフィスになればといいなという思いです。

新しい若い力が集まることで中心商店街の波及効果が出てくるので、起業の応援をしたいですし、入居後は次のステップへ進み、ここから巣立っていけるよう支援していければと考えています。

現在入居企業を募集中です!
詳しくはこちら

◆今年度にオープン予定の「BASE CAMP IN OHASHIDORI」

「高知サンライズホテル」内5階の宴会場、2階のバーをリノベーションし、2021年度中に開設が予定されているオフィスとなります。

ホテル併設型オフィスのため、そのまま宿泊が可能となり、短期プロジェクトやワーケーションでの利用にも最適です。

複数の企業や個人が空間を共有することで、新たな交流の場・個人作業に集中できる環境を兼ね備えたコワーキングスペースや、法人登記が可能なプライベートオフィスが開設されます。

ちなみに5階のオフィスには、ルーム型のテントが設置され、自由な議論やアイディアが生まれるようなスペースを目指します。

また、プロジェクターやスクリーンを設置し、イベント利用にも対応可能です。

スタートアップ企業や起業家が意見交換をする場所がなかなかないという声を聞き、そういった方々に活用していただけるよう、単なる場の提供ではなく、高知の活性化に繋げる環境の提供を目指していきます。

「ワーケーション×高知のシェアオフィス事業」の未来


写真左端から、古谷氏、小松氏、大崎氏、吉冨氏

先日「BASE CAMP IN OBIYAMACHI」のオープンを記念して、『ワーケーション×BASE CAMP IN KOCHI』をテーマにしたパネルディスカッションのオンラインイベントが行われました。

高知県でワーケーションに知見の深いゲストをお招きし、県内でシェアオフィス事業を拡大していくためのアイディアや意見を出し合うことに。

新たな取り組みを一から行うだけではなく、すでにあるものをどう生かしていくかといった話など、具体的なアイディアは興味深いものばかりでした。

今回出てきたアイディアや施策の意見を抜粋して以下にまとめましたので、ぜひご一読ください。

【登壇者】
写真左端:古谷 文平 氏(高知サンライズホテル 営業本部長/BASE CAMP IN KOCHI コーディネーター)
写真左から2人目:小松 一之 氏(株式会社Model Village 代表取締役社長)
写真左から3人目:大崎 優氏(高知大学 次世代地域創造センター 講師・地域コーディネーター)
写真右端:吉冨 慎作氏(特定非営利活動法人 土佐山アカデミー 事務局長)

◆今後ワーケーション先として高知を選択してもらうためには?

古谷 文平 氏(高知サンライズホテル 営業本部長/BASE CAMP IN KOCHIコーディネーター)

高知市内の観光施設がナイトタイム受け入れの体制を整える

企業のコア時間は大体18時頃までのため、終業後に遊びにいこうと思った時にどういうコンテンツを提供できるかが鍵となる。

せっかく徒歩圏内に観光施設があっても、高知市内の場合は現状17時頃閉館してしまう施設がほとんど。

まずは休日前だけ営業時間を伸ばすなど、ナイトタイムエコノミーを考慮して高知市内のさまざまな観光施設の受け入れ体制を整えることが重要だと考えている。

吉冨 慎作氏(特定非営利活動法人 土佐山アカデミー 事務局長)

高知で「しか」できないことを取り入れて、気づきや成果を生み出す

企業がワーケーション費用を支払う場合は、気づきや学びなど人材育成の要素など何かしらの会社として費用対効果が求められる。

そうなると他県と比べても交通費のかかる高知にわざわざ行く理由が必要となるので、できるだけ高知の人、場所、そういった資源を使って高知でしかできないものに昇華していくことが重要。

例えば、「高知=海=漁師=チームビルディング」

「漁師に学ぶチームビルディング=漁師力学+バケーション」をセットにすると「高知でしかできない+しかも楽しい」と高知に行く理由につながるのでは。

大崎 優氏(高知大学 次世代地域創造センター 講師・地域コーディネーター)

「高知らしさ」を出すためのワーケーションで求められる人材育成が必要

観光プランはパッケージがあれば他県でも展開できる。「桂浜」を例に出すと、他県でも有名な浜があれば同様の観光プランが実現可能。

では高知らしさとは何か?それは「人」ではないか。

吉冨さんがワーケーションのアイディアを出されて、企業の方々が高知に研修にいらっしゃるが、それは吉冨さんに会うために高知県に来ているのではないか。

この人に会いたい、この人の話を聞きたいといったことが付随してくるはず。

ワーケーションで求められる人の部分を強化してくことが高知らしさに繋がっていく。

小松 一之 氏(株式会社Model Village 代表取締役社長)

「ワーケーションは仕事がメイン」仕事ができる環境の選択肢を増やす

以前キャンプ場で20数社を集めてワーケーションイベントを行った際、仕事となると大自然の中での業務は少し不便だったという声を聞いた。

高知県民はサービス精神旺盛なので、バケーションを楽しんでほしいという思いで、たくさん遊ぶメニューを作ってお迎えしようとするが、どんな目的でワーケーションに来ているかを考えないとニーズのギャップが生まれると感じた。

「BASE CAMP IN KOCHI」さんの施設のようにセキュリティ整備された働きやすい環境、逆に都市部にはあまりない古民家を改装した非日常の空間など、働く環境の選択肢がいくつかあるのは今後の需要の対応として大事だと思う。

取材を終えて

コロナ禍で働く場所の選択肢が増え、ワーケーション・シェアオフィス市場は年々拡大しています。

これは人口減少が進む地方にとっては、地域の魅力を知ってもらい、関わる人を増やすことで活性化に繋げる大きなチャンスだと思います。

今回の「BASE CAMP IN KOCHI」の開設は、高知県・高知市にとってワーケーションを受け入れるための環境整備として大きな一歩となったのではないでしょうか。

SHIFT PLUSは、このシェアオフィス事業に参画することで、新たな働き方の提案・支援を通じ、高知の人、文化、食、自然といった本質的な魅力を全国へ広げて、これからも高知のさらなる可能性を創造して参ります。

今度の「BASE CAMP IN OHASHIDORI」開設の際には、改めてオフィス紹介させていただく予定ですので、お楽しみに!