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合格率31%の難関試験!テスト設計検定試験挑戦を通して身についた実践的知識やスキルについて合格者へ聞いてみた!

2020年11月18日

和田志帆

SHIFT PLUSでは、親会社の株式会社SHIFTで採用されている品質保証業務の一つである「テスト設計」の業務知識レベルの指標となる「テスト設計検定試験」をPS部エンタープライズチーム(以下、PS部エンプラチーム)の一部メンバーが受検しました!

社内検定試験ではあるものの、今回の初級試験合格率は31%という難易度の高い試験です。

そんな難関試験に合格したメンバーへ試験への挑戦から合格後の話までインタビューを実施しました!

実は当日急遽参加できなくなってしまった石元さん(写真窓枠のメンバー)にも、社内で行われている勉強会について後日お話を伺いました。

皆さんがこの試験を通じて学んだことや業務に生かせたことはどんなことだったのか、ぜひご一読ください!

テスト設計とは?

テスト項目とテスト実行時の期待結果が記載された「テスト設計書」を作成する業務です。ソフトウェアの品質に問題がないかテスト項目を実行し、バグを見つけていく業務を「テスト実行」と言います。

このテスト実行を行うためにどんな内容のテストを行う必要があるのかを考え、どんな方法でテストを行い、どのような結果が出れば問題がないのか、テスト内容とそれに期待する結果を書き出していく業務が「テスト設計」です。

テスト設計検定試験とは?

テスト設計検定試験の概要

ソフトウェアのテスト設計に関する知識があることを証明できる試験。

受検可能時期:年に2回程度で、試験問題が更新されると受検が可能。
受検方法・時間:各自のパソコンで受検し、送付された問題の解答を提出するまで1時間。

レベルは初級・中級・上級と分かれています。以下にそれぞれの定義をまとめました。

(レベル定義)
◆初級
・仕様を理解し、親会社SHIFT標準のテスト設計ができる
・業務使用フォーマット(株式会社SHIFTが開発販売しているテストツール「CAT」)の使用方法を正しく理解し、使用できる
・解答は全て選択式

◆中級
・テスト実行を実施するためにどういうデータが必要か整理し、それを一覧に書き出してデータ設計ができる(さまざまなデータがあり、顧客や会社のデータ・名称・コードなど、他のデータにひもづく区分や値などのデータの概念を書き出して設計できるかが問われる)
・解答は全て記述式

◆上級
・必要な観点、因子/水準を正確に抽出して設計ができる
・適切なケース数の見積りができる

合格者へインタビュー

〜インタビューメンバー〜

◆初級合格

竹田 昌弘さん 2016年10月入社。

エンターテインメント案件にてテスト実行・設計・管理を経験され、エンタープライズ案件ではオンサイト、営業活動、さらに高知県誘致企業の高知オフィス事業立ち上げにも従事。現在はテスト実行・マニュアル修正/作成・ユーザーサポート業務を担当されています。

氏原 正喬さん 2020年4月入社。
入社後より竹田さんと同対応案件にて、テスト実行・マニュアル修正/作成・ユーザーサポート業務を担当されています。

石元 祥吾さん 2018年12月入社。
入社後すぐにPS部エンターテインメント案件で2ヶ月ほどテスト実行を経験。エンタープライズ案件のテスト実行・設計・管理を2ヶ月の引継ぎの後に約1年間単独で従事。その後はオンサイト業務も経験し、現在はテスト実行業務を中心に担当されています。

◆中級合格

岡田 洸樹さん 2016年8月入社。
PS部エンターテインメントチームにてテスト業務やオンサイト業務を経験し、2020年よりPS部エンプラチームに異動。現在はテスト実行/設計業務を担当されています。

試験までの道のり

ーーどのような方法で勉強されたんですか?

竹田さん:SHIFTの方が主催のオンライン勉強会に参加しました。試験月の前月から30分×4回開催され、内容としては過去の検定試験の問題をベースにどう解答していくかを解説していただくものでした。

また、勉強会とは別で3,4日間会社で勉強しました。問題を社外に持ち出せない制約があったので、朝早く会社にきたり、業務後に1~2時間残って勉強時間を確保していました。

氏原さん:僕も竹田さんと同様に勉強会に出席して過去問を解きました。業務の合間に勉強する程度で、時間もそこまで取れなかったので、受かるとは思っていませんでした。

岡田さん:氏原さんはまだ設計業務を担当したことがない上に、4月入社なので入社3ヵ月くらいで初級に合格して、SHIFT PLUSの中で初級に合格したのは一番スピードが早いと思いますよ!

ーーそうなんですね!もともと前職も似たような業種のお仕事をされていたんですか?スピード合格の秘訣はなにかあったんですか?

氏原さん:IT関係の企業で働いたことはあるんですが、テスト実行業務などは研修時に少し習った程度で、ほとんどやったことはなかったです。

SHIFTの方が開いてくださった勉強会で勉強した過去問題と似た問題が出たので、合格できたというのは一つ要因としてあったとは思います。

竹田さん:氏原さんはITに関するリテラシーがあったからこそできたと考えています。全くの素人の人が見たとしても何を言っているのか分からないと思うので。

それと今やっている案件がSHIFTのテスト設計の様式にある程度乗っ取った形になっているので、そこも多少プラスになっていると今になって思います。

氏原さん:確かに普段の業務もあったからこそ生かしてできた部分もあると思います。

ーーありがとうございます!岡田さんは中級合格に向けどんな方法で勉強されていたんですか?

岡田さん:僕の場合、初級に合格したのが今年の頭で、その後試験の1ヵ月前にSHIFTの方から中級試験の研修を受けさせてもらい、ある程度の基礎知識と問題に対する耐性があったので、受けた研修と自分の対策を元に、就業前と就業後に1時間ずつ過去問を黙々と解いていました。

ーー勉強中に意識したことはどんなことですか?

竹田さん:試験時間が1時間という限られた時間内で全問を解き終える必要があります。そこでまずはスピードを無視して自力で解いてみて、その後どうすればもっと早く答えが出せるかを考えながら勉強していました。

全部見ていると時間がないので、問題に対して理解しておかないといけない部分はどこか、ピンポイントで見る癖づけや、SHIFTさんの設計の考え方や様式を理解しないと合格できないので、そこも意識したポイントです。

氏原さん:僕の場合は設計業務をしたことがなかったので、SHIFTさんの設計書自体見たことがなく、あまり考えずに慣れることだけ考えて過去問をひたすら解きました。

SHIFTさん主催の勉強会で毎週違う問題を出していただいていたので、それを毎週解き直していました。

岡田さん:僕は「ケアレスミスをなくす」「試験問題に慣れる」ところに重点を置きました。

初級受験の際にSHIFTの方に中級受験のご指南もいただいていたので、まずはその時にもらった資料から凡ミスをなくすためのリストを作成し、自分がミスしやすい点の洗い出しを行ったのです。

その後、自分が解いた過去問からミスの傾向を抽出し、自分用のミス対策シートをまとめて、模擬試験を実施する前に確認し、留意することでケアレスミスをなくす工夫をしました。

また、中級は自分でテストケースのパターン表や設計書のケースを書いていくので、とにかく手を動かさないと制限時間に間に合わない問題数になっています。

そこでどういう書き方をすれば素早く解答をできるかを考え、お二人同様に過去問を何度も解いて、様々な問題のパターンに対する解答を自分の中で蓄えていきました。

そのことでどんな問題が出ても「このパターンだったらこういう書き方をしよう」「これだったらこういう書き方をすれば早いんだ」と問題に対して悩む時間を減らせたと思います。

ーー勉強中に苦労したことはどんなところですか?

竹田さん:SHIFTさんの様式に慣れることに苦労しました。

僕は30年以上ITの仕事をしていて、SHIFT PLUSに入る前にもテスト設計の経験はあるのですが、体系的にテスト設計に関して学んだことが今まで一度もありませんでした。

なので今回そこを学べたことが自分の糧になっていると思いますし、SHIFT様式の設計書の書き方に慣れないと問題も解けないということもあったので、そこを自分の中でどう咀嚼して理解するかが一番パワーを使ったところだと思います。

氏原さん:僕は手順の書き方について、誰が見ても分かるように、そんな基礎的なことから書く必要があるんだと驚きました。

また、今担当している案件の設計書がSHIFTさんの設計書に基づいて作られているのですが、違っている部分もあり、全体的に一から理解することに苦労しました。

岡田さん:中級は問題の文章によってはどこまでパターンを解析すればいいのかがあまり明確でなかったりと、問題文の解釈が難しかったです。

SHIFTの方に中級試験の指南をしていただいていた時に共有してもらった過去問や模擬試験を解いていたのですが、問題によってはどこまで微細に記述するかの指示が問題に書いてない場合もありました。

僕は考え込んでしまうタイプなので、そういった問題については「ここまででいいのかな?いやここまでやったほうがいいよな?」と解答に悩み、時間がかかってしまうことが多かったです。

あとはどうしても同じ過去問を繰り返し勉強すると問題と解答を覚えてしまうので、過去問題集がほしいなというのはありました。

そこに関しては今まで自分がテスト設計者として業務を行ってきたナレッジがあるので、経験でカバーしました。

社内勉強会について

今回のインタビューにあたり、検定試験について社内で話を聞いた際、すでに中級を取得しており検定の試験監督役も行っている、同チームの鈴木さんが社内で勉強会を開いているという話を耳にしました。

そしてこの勉強会への参加者の合格率は70%を超えているとのことで、実際に参加されていた石元さんへ、勉強会について聞いてみました!

ーー社内ではこの試験に向けて、中級保持者の鈴木さんが勉強会を開いていたと伺いましたが、勉強会へ参加して役立ったことや参考になったことなど教えてください。

石元さん:設計検定がどういうものであるか、受かるために覚えておくべきことを短時間で分かりやすく教えていただけました(対面での基礎的な講習は1時間程でしたが、とても身のあるもので、そこでいただいた資料は後で見返しても非常に役立つものでした)。

その後は試験自体に慣れるために模擬試験を繰り返しましたが、最初の基礎講習がなかったら慣れるのに時間がかかっただろうなと、問題を解きながら感じたのを覚えています。

また、採点も鈴木さんの隙間時間に行っていただいたのですが、ただ正解が書かれて戻ってくるのではなく、正解に行き着くヒントを書いて返してくださるので、個人的には採点していただいたものを見るのも楽しかったです。

私自身は試験当日に解答欄を間違えるという初歩的すぎるミスをして、時間が足りずに一回目の試験には落ちてしまいましたが、二回目の試験に自信を持って臨めたのは鈴木さんの勉強会があったからこそだと思っています。

試験を受けてみて

ーー岡田さんが初級と中級で感じた難しさの違いなどがあれば教えてください。

岡田さん:中級のテストは解答方法が記述式で、実際の業務を模した仕様書でクライアントの要件を満たすテストが組めるか、という試験内容になっているので、より実践的な知識や経験が求められます。

また、記述するのに1時間では足りないと感じる問題量なので、問題文から素早く出題の本質を読み解いて適切に解答し、かつ初級で習ってきたSHIFTさんのフォーマットに準じて記述することが必要です。

それを全て意識しながら解いていくのは結構大変なので、そこは大きな壁があると思いました。

過去問を解いている時は解答時間が58分とギリギリに終わることが多かったので、なんとかして短縮できないかと考えながら取り組んでいました。

ーー試験に合格して役立っていることはありますか?

竹田さん:今担当している案件がSHIFTさんのフォーマットに準じた形でテスト設計されているので、初級の試験で学んだ内容と実務で使っているテストケースがある程度リンクしているところがよかったかなと思います。

氏原さん:僕は勉強や試験を通して標準的な設計を学ぶ機会ができたことで、実務でもテストケースが読み取りやすくなりました。

岡田さん:仕様書と依頼内容から素早く要点を抜き出し、それを正確にテスト設計書に書き出す、という資格合格に向けた勉強が、今は自分の設計業務に役立っているなと感じます。

前より早くテスト設計ができるようになったと思いますし、しっかりと自分の力になっていると思います。

アドバイスやこれからの目標について

ーー今後受験される方へアドバイスをお願いします!

竹田さん:柔軟性が求められると思うので、設計を仮にやったことがある人でも一旦その考えは捨てて、SHIFTの設計の考え方を理解することが必要だと思いました。

今回受験後に試験問題と解答の解説をしてくれる振り返りの講義の際、経験のある方でも受かっていない方もいらっしゃったようなので、自分が持っている設計の知識は一旦置いて、新しく学ぶ姿勢で望まないと合格するのは難しいのかなと思いました。

氏原さん:僕の場合はあまり経験がない方向けになるんですが、ちゃんと内容を理解して、過去問を解いて、スピード感を持って作業ができるのであれば初級は受かると思います。

分からない場合は勉強会の時など誰かに聞いたり不明点をなくしていくことが大事だと思いました。

岡田さん:僕も人に聞くのは一番大事だと思います。内容が難しい分、一人で勉強すると躓いたときにとことこん深みにはまると思っていて。なので勉強仲間を作ったり、すでに合格している人にアドバイスなどを聞くことが合格への近道なんじゃないかなと思います。

また、僕も初級試験の指導を受けていた時に、過去問や模擬試験の解答に対するフィードバックをしてもらっていたんですが、それがとてもタメになりましたね。

「ここはこうよかった」「ここはこうなのでダメだった」と正解と間違いに対してそれぞれ解説を入れていただいていたので、良い点悪い点が明確で分かりやすく勉強になりました。

人からのフィードバックを受けると、自分で見えていない新しい視点からの意見がもらえるので、仲間を見つけるのと先輩を頼ることをオススメしたいなと思います。

SHIFTの方の講義があれば是非受けてもらって、なければ社内の資格保持者の方々に一声かけてくれればいつでも協力してくれると思います。

ーー次にチャレンジしたいこと、取得したい資格などがあれば教えてください。

竹田さん:まずは中級を取るということと、設計力が問われるJSTQBという資格を一度受けて失敗しているので、もう一度勉強してから受験を考えたいなと思います。

あとはPMPの資格も10年以上前から自分の中で受けるか受けないか悩んでいるので、段階を経てになるとは思いますが、受けてみようかなと考えています。

氏原さん:僕はまず中級を取得することを考えています。そこから経験を積んでJSTQBをとっていけたらいいなと思っています。

岡田さん:今は基本情報技術者検定とJSTQBの取得を目標として勉強しています。それと友人から勧められてCCNAという基礎的なネットワーク技術・知識を養える資格の取得を考えています。

様々な案件を経験してきて、ネットワーク関連の設定で問題があることが多かったので、今需要のある知識かなと思ってますし、取得することで自分のキャリアも広がると思うので頑張って合格したいです。

インタビューを終えて

短い時間の中でスピード感を持って仕様を理解し解答する試験の難しさがひしひしと感じられ、合格率の低さも頷ける厳しさをインタビューを通して感じました。

そんな難易度の高い試験ではありますが、皆さん通常業務と調整しながら合格に向けて一人一人がしっかりと取り組んだことで、業務レベルや姿勢の高さを証明することができたのではないかと思います。

また、試験に向けての勉強会やフィードバックなど社内でもしっかりと合格へ向けてのバックアップが整っている環境があることは、試験に挑戦する際にも心強いと感じました。

SHIFT PLUSとしても、こういったチャレンジできる環境をこれからさらに整え、みんなで高め合っていける環境作りができればと感じたインタビューとなりました!