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〜SHIFT PLUSのお仕事紹介〜知識の掛け算で想定外の不具合や挙動を見つけていく「プロダクションサポート部 エンプラチーム」の仕事とは?!

2020年10月19日

和田志帆

SHIFT PLUSにはどんな部署、どんな仕事があるのか、それぞれの部署や仕事の特徴などを各部署のメンバーにインタビューをしてご紹介していくシリーズ!

今回はゲームアプリやソフトウェアなどに不具合がないかテストを行う品質保証を担っている「プロダクションサポート部」にて、主に業務アプリのソフトウェアテスト業務を担当しているエンタープライズチーム(以下、PS部エンプラチーム)のお仕事について、お話を伺いました!

現在同チームで活躍中の岡田さんへのインタビューをまとめましたので、ぜひご一読ください。

ーーインタビュー者プロフィール
岡田 洸樹さん

岡田さんは大学卒業後、岡山の広告会社に就職して営業を経験。

その後SHIFT PLUSの存在を知り、全く違う職種ではありましたが、地元の高知で好きなゲームに関わる仕事があるならやってみたいと応募、アルバイトから業務をスタートしました。

入社後の業務への取り組みが評価され、入社後初めての評価面談にてアルバイトから社員へ登用変更。

入社時よりPS部エンタメチームにてゲームアプリのテスト設計/実行やオンサイト業務(ゲーム開発会社に常駐してテストを行い、高知のテストチームとの橋渡しをしていく)を経験されました。

その後、これまでの経験を非ゲームのソフトウェア領域でも生かせるPS部エンプラチームに2020年から異動。現在はテスト設計/実行やアドホックテスト、マニュアル作成など幅広く業務を担当されています。

PS部エンプラチームってどんな仕事をしているの?

ーー所属チームの業務内容を教えてください。

Webページや業務システム、ERPパッケージ(※)などの非ゲーム領域のシステムやプログラムのバグを取り除くデバッグ業務を主に行っています。

通常のデバッグからアドホックテスト・部分テストなど、クライアントの要望に応じた品質保証業務です。また、テスト業務の知見を生かし、上記システムのマニュアル作成を行うこともあります。

アドホックテストは、テスト計画なしで思いついた項目を実行するソフトウェアテストのことで、複数人で担当区分を割り振って総当たりチェックを行い、「A区分は問題なし」「B区分では不具合が〇件確認されてます」といった具合に大きなバグの洗い出しを行う業務です。

テストの知見がない方でも、ユーザー様視点での操作テスト観点という見方で行うことができるテストです。

部分テストは、システム区画の一部分のテスト業務のことです。例えば、表示系はチェックしなくていいので、バグの出やすい機能系、遷移だけ確認してほしいといった依頼があるので、そういったところを見ていきます。

※ERPパッケージとは:企業の基幹業務システムを一元化したパッケージのこと。人事・給与、財務・会計などの機能が共通のシステム基盤のもとに提供される。

ーーWebページのデバッグ業務はどんなことを実施するんでしょうか?

Webページのチェックは操作するインターフェースが違うというだけで、基本的にエンタメチームと業務内容は変わりません。

仕様書通りにフォントが出ているか、どれくらいの幅で出ているのか、ウィンドウの表示サイズを変えた際に、レイアウトが崩れてボタンが被って押せないといったことがないかなどチェックを行います。

また、ボタンを押した際に仕様書通りの遷移の仕方をするか、遷移した時のURLが正しいものになっているかといったテストがメインです。表示系と機能系で分けてチェックしています。

あとはPC向け・スマホ向けレイアウト、ブラウザ別(Google Chrome・Firefox・Internet Explorerなど)それぞれで動作に差異がないか、レイアウトが崩れていないかなどもみていきます。

例えば同じデータを作成し、そのデータを同一操作で内容変更などを行った際に、ブラウザAで操作すると問題なく結果が表示されますが、ブラウザBで実施すると同一操作に倍以上の時間が掛かったり表示される内容に差異があったりする事象が起きることもあるので、実際のお客様が扱う環境に沿ったテストケースを作成しています。

PS部エンプラチームの働き方

ーーエンプラチームではどんな役割の人がいるのか、チーム編成の方法について教えてください。

基本的にはテスト実行者とテスト設計者がいて、ディレクターが各案件の取りまとめをしています。さらにディレクターの上にマネージャーがいます。

チーム編成については、クライアントの要望で随時変更になりますね。最近はどんどん案件担当規模が拡大し、新しい人員がチームに追加されたり、既存のメンバーと業務を交代することもありました。

別案件での対応が必要となった場合には、本来とは別の業務を担当したり、流動的に仕事をしていくということもあります。

ーー案件は基本的に長期の運用なんですか?

そうですね。新規開発されたシステムやツールであれば、リリース後も機能の追加や既存機能の改修に関するテストを行って、お客様からのフィードバックをいただき、バグをさらに修正してという繰り返しで運用を続けています。

定期的に改修と新規追加をやっていくという流れです。

ーーエンプラチームの働き方や繁忙スケジュール・業務ではどんなツールを使用するのか教えてください。

基本的にカレンダー通りの出勤ですが、クライアントの要望があれば土日祝も出勤がある場合もあります。繫忙期もクライアント次第です(納期によリます)。

業務で使用するツールは基本的にクライアントと連絡をとるためのチャットツール・クラウドビジネスツールが主ですが、クライアントの要望に応じてさまざまなツールを使用することもあるので、案件によって使用するツールも変わります。

現在はクライアントの開発環境へアクセスできるPCを遠隔操作して業務を行っています。

小さな引き出しをたくさん持って「+α」の成果を

ーー仕事の取り組み方で心がけていることや注意していることはどんなことですか?

ただテスト設計/実行を消化するのではなく、今までのナレッジを生かして想定外の不具合の検出や、意図していないユーザビリティにそぐわない仕様や挙動などを検出する「+α」の成果物を出せるよう心がけています。

そのために日々の業務で気になったことや学んだことは一つ一つ自分の知識としてストックしていき、様々な業務内容に適応させていっています。

エンタメチーム時代に、同じ不具合に見えても原因が異なることや発生手順が違っていることがあり、原因究明に行き詰まった時に「前の案件で確認した不具合と近しいかもしれない」とその時にやった処理を参考にすると解明できることがありました。

業務を行う上で詰まったことは無駄にならなくて、テスト実行でアクシデントがあった時やテスト設計時にどう上手く確認網羅しようかなと悩んだ際に「あれとあれを組み合わせたらいいんじゃないか?」と小さな引き出しをいっぱい持っておくことで躓きが解消されたり、大きな成果物に繋がってきます。

なのでやってきた仕事を忘れないように頭に入れるなり、メモに残すなりしてどんどん蓄積していって、それをうまく掛け算して新しい付加価値を生み出していくようにしています。

注意していることは、業務によっては大量のデータを作成して同一テスト実行を延々と実施する単調な作業など、どうしても集中力が途切れそうな作業もあるので、気を引き締めて見逃しがないように気を張っています。

ーー大量のデータを作成してテスト実行を実施するのはどういった業務なんですか?

テスト実行時には、ケースを実行するためのテストデータを作成する場合もあります。

とある処理をいろんなパターンで確認をしなければいけない場合、それをひとつひとつテストで網羅するためのテストデータを大量に作成して、テストを行う環境に取り込みます。

この作業を手作業でやっていると追いつかないので、CSVファイルなどで作成したテストデータを取り込み、次に更新用のデータを作成して取り込み、続いて削除用データ入れて、ようやく実施したいテストを実行できる環境が整ってからやっとテストを行える、という流れです。

ーーそれは確かに集中力が必要ですね。集中力が途切れそうな時はどうしていますか?

飲み物を取りにいく、椅子に座り直すといったことをしています。

今は在宅勤務なんですが、長時間集中して業務を行っていると集中力が途切れてくることがあるので、その時は飲み物を取りに一回立ち上がって歩くだけでも全然変わります。

また、姿勢が崩れてくるとそれだけで脳の処理が落ちるそうなので、椅子に座り直して姿勢を正して業務を再開するということをやっています。

状況を整理してあるべき形にしていく

ーーこの仕事に向いている人や必要なスキルや持っていたら役に立つスキルを教えてください。

ソフトウェアやシステムの仕組みなどに興味がある方や、整理整頓が好きな方、数字に強い方が向いてると思います。それとPCの操作スキルや初歩的なIT知識を持っているだけでも役立ちます。

あとは「なんで今回進捗が悪かったんだろう」「ここは進捗悪くて当然だよな」「じゃあここで稼げるよな」と考える力も業務で役立つと思います。

個人的にテストの進捗をみるのが好きなので、全総件数があって、NG何件、OK何件、保留何件で今何%終わっているというのを見たときに、これを期間内に100%にするためにどうすればよいか、と思考しタスク消化の順序を立てたりスケジュールを見直したりとゴールに向けて業務を進めるようにしています。

整理整頓については「この部屋はこういった状態にあるのが好ましい、けど今はいろんなものが散らかっていて正常じゃない、だから本来の形に戻す」というものだと思っているんです。

テストの業務ってそれに近くて、仕様書ではこれが完璧な姿だと出ている中で、実際に触ってみると仕様と一致していない。じゃあどういう風におかしいのか、どういう風に直すべきなのかと考えられる人はデバッカーに向いていると思っています。

不具合などの報告を行う際に、あるべき状態と現状の差分の説明や、これを直すためにはこういう風にならなければいけないという説明ができることが業務でも大切なんです。

ーー数字に強い方が向いているというのは具体的にどういった理由ですか?

数値だらけのデータを大量に見たりするので、そういったものに慣れている人じゃないとつらいだろうなと・・・。

特にマスタデータは文字列ではなく数値で表記されていることが多く、例えば「男性」「女性」というパラメータがあるとすると、マスタデータ上では「0」が男性、「1」が女性といったように数値で管理されている場合がほとんどです。

数字に強い人はそういったデータに対して、効率的な作業の提案が出せる方が多いように感じます。

テスト業務を行う上では、一つの手法にこだわるのではなく、より最適なテストの方法を探していくことが大事なので、そういった点で向いているんじゃないかと思っています。

僕は数字にとても弱いので、なんとか頭から効率的な方法をひねり出して試行錯誤しています。

自分が積んだ経験を共有して成長の輪を広げていきたい

ーー今後のキャリアの目標ややってみたいことを教えてください。

自分が積んだ経験を周りに共有して、他のメンバーも経験の共有ができる環境を作ることで、メンバー全員で相互成長していける状態を作りたいです。

僕自身、入社して右も左も分からない頃に業務中の分からないことや「パソコンでこういうことをしたいんですができますか?」といった技術的な質問を先輩方へした時に、「botの作り方教えようか」「スクリプトはこうやって組んだらいいよ」などみなさん専門的なことを喜んで教えてくださいました。

経験が長い方やもともとソフトフェア開発にいた方も多くいらっしゃるので、「興味がある」「やってみたい!」という気持ちがあれば、分からないことも心強い先輩方へ確認ができ、学びながら成長できる環境のある職場です。

なので新しく入社した方に「これどうやってやるんですか?」と聞かれたら僕も同じように教えていって、その人が周りに共有して、みんなで一緒に成長していく輪をどんどん広げていきたいです。

また、業務経験と併せて資格勉強など自己学習を通じて、よりレベルの高い業務を担当できるようになっていきたいです。

僕は文系出身で「スプレッドシートって何!?」くらいのIT知識がほぼゼロの状態からスタートしたので、入社時からITやPC操作に関することを勉強していっています。

入社後すぐにITパスポートの資格も取得しました。
今年は4月と8月に実施される予定だった基本情報技術者検定とJSTQBがコロナ禍の影響で試験開催が延期になってしまったのですが、延期後の試験日に向けて両方ともに勉強を始めています。

両方とも取得できたら応用情報技術者試験やセキュリティマネジメントの資格も取得をする予定です。友人に勧められたネットワークに関する資格の勉強も一時期行っていたので、またやり直したいなと思っています。

インタビューを終えて

IT知識がほとんどない状態からスタートした岡田さん。入社時から分からないことはどんどん周りに確認したり、ご自身でも資格の勉強を続けることで知識やスキルを身につけたからこそ、チーム異動して半年ながら第一線で活躍されているんだなとインタビューを通して感じました。

デバッグ業務は、あるべき形に戻してくために現状をしっかりと把握してどうすればいいのかを考え抜いていくことが重要で、そのために経験をひとつひとつ積み重ねてナレッジを掛け算することで、大きな結果に繋がっていくことが分かりました。

また、インタビュー中に岡田さんがおっしゃっていた「自分も先輩に教えてもらったように、今までの経験をどんどん周りに共有していきたい」という考えは、会社が成長していく上でとても重要なことだと思います。

PS部エンプラチームの仕事は領域が幅広く、今後もさらなる業務拡大が期待されている分野なので、これからも成長の輪を広げて高知から高い価値を提供していける会社にしていきたいと感じたインタビューとなりました!