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〜地方創生事業の取り組み②〜自分の好きな場所をもっと良くしていきたい!“つながり”をつくるITコミュニティ運営にかける想いとは?

2020年6月26日

和田志帆

地方創生事業の取り組みについてご紹介する全3回の配信、今回は第2回目です。

高知県からの委託事業である「首都圏等人材ネットワーク構築事業(以下、「高知家IT・コンテンツネットワーク事業」という。)」について、地方創生事業本部 Life Shift Design部 小林 洋実さんの「コミュニティの力で高知をもっと面白くしていきたい」というインタビューでの強い思いをまとめました!

ぜひご一読ください!

小林さんプロフィール

高知県出身。関東・関西でWeb/クラウドのエンジニアとして働いたのち、10年ぶりに高知へUターン。
2020年より、株式会社SHIFT PLUSにて地方創生に関する事業を担当。

小林さんはエンジニアとして県外で働いていた時からプライベートで高知のIT関連のコミュニティへ参加されていました。

2019年秋にはStartupWeekend高知というコミュニティを立ち上げ、3日間の起業体験イベントを通して、地元の人が地元の課題に気づきアクションをする場、業種・世代を超えてつながる場を作り始めました。

ほかにも、ウェブクリエイターズ高知(WCK)、JAWS-UG、CLS高知といったコミュニティに所属し積極的に活動をしています。
日本酒、海、日向ぼっこ、山北みかんが好きで、高知をもっと面白くしていきたいという熱い想いを持った方です!

「高知家IT・コンテンツネットワーク」ってなんですか?

ーー高知家IT・コンテンツネットワーク事業ではどんなことをやっているんですか?

主に都市部在住で、ITを軸に高知と関わって行きたい方、IT・コンテンツ業界への就職・転職を目指す方、地方への移住に興味のある方、高知県出身の学生や社会人などを対象に、高知と繋がるきっかけを作ったり、就職・転職支援を行ったりしています。

具体的な活動内容はホームページやSNS等による情報発信、実際に高知の企業や活動している人と交流ができるイベント等の開催、個別の就職・転職サポートです。

最終的には高知で働くIT人材や、県外からでも関わって一緒に高知を面白くしてくれる人を増やしたくて、コミュニティとして繋がりを持ちながら支援していけたらなと思っています。

高知家IT・コンテンツネットワークで実際にできることって?

ーーコミュニティに参加するとどのようなことができるのですか?

高知のIT業界に関する情報を取得したり、勉強会やイベントへの参加、また個別の就職・転職相談もできます。

情報という面では、高知のIT業界、勉強会、イベント、スキルアップ制度など様々な取り組みについてSNSやホームページで発信していますので、知りたい情報を得ることができます。

現在、メンバーは400名ほどいます。その中には県外から高知に移住をしたいと思っているIT人材の方、未経験から県内のIT企業に就職・転職したい高知県在住の方、県外在住で高知と繋がりを持ちたい方という3つの軸の方々がいます。

それぞれの方々に役に立つ情報を考えて配信をしたり、イベントを行ったり、必要なサポートを実施しています。

今は移住や就職・転職が力を入れている施策になっていますが、「高知」と「IT」というキーワードでせっかくいろんな人が集まっているので、それぞれの関心軸に応じて今後は何かできたらいいなと思っています。

高知が面白くなってきている?!

ーー「高知が面白くなってきている」と感じて10年ぶりに高知へUターンされたそうですが、どういう面でそう感じたんですか?

県外にいる時から高知のコミュニティに参加をしていたのですが、勉強会など有志の集まりがたくさん立ち上がっていて、自分が県内にいた頃とは全然違う盛り上がりを感じたんです。

エンジニアは勉強し続けないといけない職種なので、都会にいると学ぶ機会もあるしいろんな技術を使うことがあるんですけど、高知だとどうなのかな、と思っていました。

実際県内のコミュニティに入って勉強会に参加したり登壇をさせてもらったり、飲み会でいろいろ話すうちにたくさん挑戦している人に出会いました。

その繋がりで仕事が生まれたり、また新しく技術を勉強するコミュニティが立ち上がったり。自分たちで自分たちの地域を面白くしていく動きを見ていて、面白いと思いました。

ーー小林さん自身がUターンしてみて感じる高知の良さはなんですか?

志高い人が増えてきているところもいいところですし、個人的に感じるのは生きていきやすい場所だということですね。

自分が生まれ育った全ての常識がここなので、生活そのもののいらないことを考えなくてもよくて、大切なことに集中できるんです。

以前は関東に住んでいましたが、満員電車嫌だなとか思いながら暮らしていました。
今はやっと当たり前の生活に戻ったなという感じがします。

そこにプラスして色々自発的に勉強会をしたり、有志で活動をしている人もいて、自分も一緒にできるという面白さもあります。

ーー「面白く」を大事にしているのはなぜですか?

日本の中の高知県という大きな目線で考えた時に、地方のいいものを活用し、付加価値のある産業を作っていくためにはITの力が重要です。

その点は私もすごく理解をしているのですが、IT業界以外にもITが溶け込んでいるこの時代に「高知県がITに力を入れている」というだけではなくもっと何かが必要だと思うんです。

技術者が、どうしてわざわざ高知と関わるのか。

ITは手段なので、「高知ならではのローカルな何か × IT」というのが重要だと思います。自分が高知と再び関わるきっかけになった面白さも、教育・働き方・地産外商など高知独自のものがあったからでした。

県としては高知版Society5.0(※下記参照)や一次産業×ITに力を入れていますよね。
そういった高知ならではの分野があると、高知でそれに挑戦をしようとする人が出てきて、技術を活用したり、新しい事業ができたりと経済効果が生まれるんじゃないかと思います。

ではそこに関わっていきたい人を増やす、という個人目線になると、そのためには「好き」とか「面白い」という感覚が大事なんじゃないかと思っています。

具体的には人によって違うと思いますけど、やりたいことに挑戦できる、可能性をすごく感じられる、自分で変えていける、挑戦している人のそばにいて自分も頑張れるとか。

なので、そういう感覚を感じられるのが、この事業でもすごく大事になってくると思っています。他の県よりも突き抜けていきますよ!

※高知版Society5.0とは:IoTやAI、ビックデータ等の最先端のデジタル技術を活用し、あらゆる分野の課題解決を図るとともに、開発されたシステムの地産外商や企業集積による雇用創出等の産業振興を目指すもの

自分が生きていきたい場所で生きていく手助けをしたい

ーー移住・就職・転職支援に対してはどんな想いを持っているんですか?

思い込みで自分の選択肢を狭めている場合って結構あると思うんです。

高知で生きていきたいけど仕事がないとか、田舎あるあるでやりたいことを周りに否定されるからもっと可能性がある都会にいくとか。本当は高知で過ごしたいのに、そういう選択をする人を一人でも減らしたいです。

私は自分の好きなところで好きなように生きていく人が増えて欲しいと思っています。
私の場合その「好きなところ」が高知だったんですけど、他の方でもそうかはわかりません。

ただ、せっかくITの分野で経験を積んできたので、自分が力になれることであれば県内外関わらず、就職・転職相談でも、キーマンの紹介でもなんでもやっていきたいです。だからまずは、自分で選択肢を狭めずに相談をしてきてほしいと思います。

また、将来的には働き方も変えたいと考えています。
スキルを持った人が、所属する1社だけではなくスキルをシェアしながら働いていける、みたいな働き方をいつか当たり前にしたいです。お給料面でのミスマッチや、もっとチャレンジしたいのに、というミスマッチも多々あるので変えていきたいです。

高知家IT・コンテンツネットワーク事業のこれから

ーー今後考えているイベントなどがあれば教えてください。

高知のIT業界や人が面白いよ、ということを体感できるようなイベントを考えています。

昨今の社会情勢の影響もあり、7月はオンラインイベントの開催を予定しています。
オンラインだとこれまでのイベントとは違って雰囲気を感じたり参加者同士で交流が難しくなるので、内容を工夫しています。

部署としてもオンラインツールの利用やイベント開催についてはノウハウをためているところなので、どんどん挑戦していきます。

7月オンラインイベントはこちら
https://kicnetwork.kochi.jp/topics/event/event20200729/

秋以降はまたみんなで集まってイベントができるように計画をしています。具体的な転職相談ももちろんできますが、それだけじゃないコンテンツを作っていきますので、すぐに移住を考えているわけではない方にも来てほしいです!

ーー今後IT・コンテンツネットワーク事業を通してやっていきたいことはなんですか?

3つあります。

1つ目は、高知のIT業界についての情報発信です。
高知のIT業界の情報はまだまだ少ないので、企業情報に加えて、働く環境や学ぶ環境(コミュニティの勉強会など)についても情報発信をして高知のIT業界は面白くなっているということをたくさん伝えていきたいです。

2つ目は、高知を面白くしていく動きです。
今高知県が力を入れているSociety5.0やIT人材の確保、企業誘致の施策どれも中心となるキーマンが必要です。なので、就職・転職先として高知のIT企業を選ぶ人や、コミュニティとして全国から関わる人を増やせるようにしていきたいです。

県外の方には私たちのイベントや県の他の取り組みで高知のことを知り、中心で動いている人たちと直接話すことで、高知が面白いと感じて自分もやってみよう!と思ってもらいたいです。もちろん、高知のなかの人にも面白がってもらい、その発信もしていきたいです。

3つ目は、県内のIT人材の育成です。
高知県はIT人材の育成にも力を入れており、夏からプログラミングとマーケティングの講座が始まるので、そこで私も受講生の方々のサポートをしていく予定です。

今までも人材育成に力を入れてはいたのですが、そこから多くの方の就職・転職につながるまでにはまだ課題がいくつかあって。そこで、講座を受けている途中から受講生と積極的に話す機会を作って、ITエンジニアとして実務経験を積んできた目線からアドバイスなどしていければと考えています。

高知家IT・コンテンツネットワークでは、これからもコミュニティとしてメンバーそれぞれの高知との関わりを応援し、高知がITで面白くなるようにしていきたいです。

「高知がきっかけで何かがはじまる。そんな“つながり”に参加しませんか?」というコンセプトでメンバーを募集していますので、ピンと来た方はぜひご登録お願いします!
https://kicnetwork.kochi.jp/

まとめ

私(広報:和田)がIT企業であるSHIFT PLUSを知ったのは、IT・コンテンツネットワークのイベントに参加したことがきっかけでした。

そして参加して初めて高知県にはたくさんのIT企業があることに驚いたと同時に、イベントへの力の入れ具合を肌で感じ、東京から高知へ行っても何か新しい自分のキャリアに挑戦できる場所があるかもしれないと希望を持てたことを今でも覚えています。

今回のインタビューで小林さんの「自分の好きなところで生きていく人が増えて欲しい」「自分の好きな場所をもっと良くしていきたい」という熱い想いを聞いて、改めて私同様に高知に対して希望や面白さを感じる人が増える機会がもっと増えて欲しいと思いました。

そのためには私たち一人一人が高知を面白く思ってもらえるよう、盛り上げていく必要があると思います。

小林さんのように熱量を持って取り組んでいる方が今後も高知に増えていくよう、またそういった活躍の場が高知にあるということを一人でも多くの方にIT・コンテンツネットワーク事業を通して知ってもらえると嬉しいですね!(コミュニティ参加はこちら)

今後の様々なイベントなども楽しみにしています!
次回は最終回!地方創生事業本部のこれからについてのインタビューもお楽しみに!