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【社内勉強会レポ】プロジェクトマネジメントの難関資格PMPの合格メンバーが資格取得までの体験記を語りました!

2021年2月10日

和田志帆

SHIFT PLUSでは社員育成に力を入れており、現在業務知識を深めるため、さまざまな勉強会が開かれています。

今回はそのうちの一つである「PMP」と呼ばれるプロジェクトマネジメントの知識経験のレベルを測る資格取得へ向けた勉強会を取材しました!

この勉強会ではPMP資格保有者のメンバーが講師となり、現在PS部エンタメチームエンプラチーム開発チームでマネジメント業務を行っているマネージャー・ディレクター陣が参加しています。(勉強会へは適宜オンラインや社内会議室より参加)

今回はこの度2020年11月に新たに誕生したPMPホルダー、営業推進部の中野さんがゲストとして、講師の西田さんと一緒に自身の勉強法や体験談について勉強会参加メンバーへ語ってくれました。

記事の最後には今後の講師を担当している西田さんへ勉強会を通じた社員育成への思いについてもにまとめましたので、ぜひご一読ください!

PMPとは?

「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル」の略で、アメリカ合衆国の非営利団体PMI(Project Management Institute)が主催する国際資格。

受験者のプロジェクトマネジメント(PM)に関する経験、教育、知識がプロフェッショナルとしてどのレベルであるかを確認するもので、受験には一定のプロジェクトマネジメントの経験・公式研修の受講が必要です。

↓詳しくは、弊社2人目のPMPホルダー合格体験記のブログをご覧ください。
https://shiftplus.inc/blog/shikaku-pmp/

<勉強会概要>

講師:ソリューション事業本部 副本部長 西田さん
本職はプログラマーで、20代後半からプロジェクトマネージャーを経験。15年以上前に任されていたプロジェクト失敗の経験を経て、書店でPMBOKを見つけたことから、PMPの存在を知り、一から勉強し直して資格取得。

約5年前から高知へ移住し、2019年12月にSHIFT PLUSへ入社。
現在はソリューション事業本部にてPS部のマネジメント業務・人材育成を担当され、2020年9月にはPMI-ACPというアジャイル開発の実務専門家資格も取得されています。

使用教本:PMBOK

・勉強会の進め方:「輪読」と呼ばれる一つ教本を各参加者の解説パートを割り当て、順番に担当部分をスライドへまとめて他の参加者へプレゼン

・勉強会の前半は発表者が作成スライドを元にプレゼン、後半は発表者作成スライドの内容についての講師の西田さんより詳しい解説

今回の勉強会のゲスト:営業推進部 中野さん
大阪、東京での営業職を経て、9年前に高知へUターン。帰高後はご自身でWEB企画制作会社を設立し、SHIFT PLUSからの仕事も請け負っていたことがきっかけで2019年に弊社へ入社。

現在は営業推進部でマーケティング、広報、デザインを担当されています。

中野さんのPMP取得までを西田さんがインタビュー

西田さん(左) 中野さん(右)

今回は2020年11月にPMPに合格したばかりの営業推進部 中野さんをゲストに迎え、 PMP 取得までの苦労話や PMP を取ってから変わったことなどを語っていただきました。

(西田さん)中野さんは合格したのいつでしたっけ?
(中野さん)2020年の11月ですね。3月に勉強を始めて8ヵ月経ってようやくとりました。始めて2ヵ月くらいで一回挫折して勉強をやめてしまったんです。

7月くらいから再開しましたが、帰宅後も子育てや家事しているので、子供が寝た後や朝に勉強して、1日1,2時間ずつコツコツやって受かりました。

PMBOKは暗記ものではないので、本に書いてある知識をどれだけ当たり前に引き出せるかのレベルにまで持っていけるかが重要だと思います。

エビングハウスの忘却曲線ってあるじゃないですか。人間の記憶って一回覚えても忘れていくんですけど、一定のタイミングでもう一回復習すると記憶の残りがよくなる。

接する回数が増えれば、知識も忘れることが減っていくので、まさに長期間かけてじわじわと刷り込んでいったのがよかったのかなと思いました。

(西田さん)なるほど。勉強の教材でよかったものは何かありましたか?
(中野さん)受験前に受講したUdemy(ユーデミー)というオンライン学習プラットフォームのPMP講座が意外とよかったです。

ただもっと初期の方でやっておけばよかったなと思いました。全部の知識エリアなどの意味や流れがわかるので、まず全体像を掴むのに適していると感じました。

一つずつの知識エリアやプロセスの意味がわかれば深掘りしていけばいいので、学習の初期にピッタリだと思います。

僕は最初に分厚いPMPパーフェクトマスターを読んでいましたが、一番最初に読んでいた時は何が何かわからないまま一回めくり終わってとりあえずおしまいという感じだったので、それはちょっと時間の無駄だったかもしれないと思って。

だからこそUdemyは一つの知識エリアをだいたい30分くらいでまとめてあるので、サクッと理解できるんですよね。問題集もあって2000円くらいなので、本を1冊買ったと思ってやってみるのはおすすめです。

(西田さん)実際の試験はどうでしたか?
(中野さん)試験びっくりするくらい難しかったです(笑)間に空きがあったとはいえ8ヵ月間勉強して、いろいろな模擬試験を10回くらい受けて、最終的に94点くらい取れるようになったんです。

ただ、模擬試験の方がより詳細に状況が書いてあったのですが、本番はもっと抽象的なざっくりとした問題文で驚きました。ただそれも問題文をよ〜く読み込むと分かるケースも多かったので、問題文の読解力は必要です。

試験が終わった後に合格ラインが出てくるんですが、合格点ギリギリのところにYouって書いてあるですよ(笑)合格点ほぼギリギリでした(笑)

(西田さん)そうだったんですね。受験時の裏話もあったりしますか?
(中野さん)在宅受験したので、試験を受けるのに本人確認が必要で、そのためにWEBカメラを購入しましたが、免許証に全然ピントが合わなくて本当に焦りました。

カメラに自分の顔、免許証を写して本人と承認されたら試験が始まりますが、試験開始して15分経過すると受けられないので、とりあえずぼやけている写真を送ることに。

案の定「写真がぼやけているので、撮り直しをお願いします」と言われてしまったのですが、カメラの問題か、何度やっても全然WEBカメラのピントが合わないんです。

結局携帯からアクセスして撮影できたので無事承認されましたが、最初は心臓ばくばくの状態で試験が始まりました。

もうなんかそんな状態なので、落ち着いて問題が読めないんですよね。なので、受ける前にWEBカメラのピントが合うかちゃんと確認した方がいいです!笑

試験は前半後半に別れていて、前半90問、休憩を挟んで後半110問、合計4時間あります。

模擬試験はいつも2時間で終わっていましたが、本番は4時間フルで使い、最後の最後まで見直しをしてギリギリの点数だったので、途中で諦めて見直ししないまま提出していたら落ちていたかもしれないです。

WEBカメラのピントが合わず焦る様子を話す中野さん

(西田さん)本当にお疲れ様でした。取得してからどうですか?見え方とか何か変わりましたか?
(中野さん)今回勉強してすごくよかったのは、何かを判断する際に基準が一つできたことです。

社内の物事を決める際に、すでにある方法論を今一度決めようとしたりしてるんですよね。いわゆる車輪の再発明みたいな。

自分で判断できるものはそういうことに時間を使わなくなりました。あとはその判断自体にも自信が持てるようになりました。

だって僕はもうプロジェクトマネージメントプロフェッショナルなんですから!笑

参加メンバーからの疑問に2人のPMPホルダーが回答!

今回の勉強会後半は、西田さん中野さんが実体験を交えて勉強会参加メンバーの疑問に答えました。

ーー試験は事例問題が多かったですか?

(中野さん)そうですね。90%くらいは「こういう問題が起きました。あなたはどうしますか?」という問題でした。

最初は消去法、残りの2個で迷うという問題が多かったですが、問題をよく読むと正答が分かる場合が多かったです。

(西田さん)残りの2つから正解を選ぶのは問題文を読むしかないんです。

それぞれ違う角度で考えると「どっちも間違っていないんだよなと」迷った時に、出題者が何をここで確認しようとしてこの問題を出題しているのか、出題者の意図を汲み取ることができれば正解できます。

ーーライセンスは取ってからも更新があると聞いていますが、免許更新のように講習を受けるだけではなく、試験を受けるということでしょうか?

(西田さん)試験はないです。3年に一回更新があって、学習時間をポイントとして申請する必要があり、3年間で60PDU(PDU:PMP取得者が資格維持のために必要な継続教育の認定単位)申請し切ったらOKです。

ポイントの対象になるのは、本を読んで学習した時間、こういう勉強会もポイントの対象になります。

もちろんセミナーなど受けてオフィシャルにポイントを発行してもらうという稼ぎ方もあって、さまざまな活動でポイントが稼げます。

(中野さん)更新を忘れてしまうと、また試験を受けて取り直さないといけないです。

(西田さん)3年の間に更新を忘れてしまうと、1年間サスペンド期間といって、正式なPMPと名乗れませんが、1年間で申請できたら復活させてくれる猶予期間があるんですよ。

その猶予期間も申請できないと、失効となります。僕も昨年慌てて申請しました(笑)

ーー業務をやりながらマネジメントしているのですが、自分の知識でマネジメントしてしまうことがあって、PMBOKの知識が自然に出てくるようになるにはどうしたらいいでしょうか?

(中野さん)僕もまだ全然自然には出てこないです。今はまだ本をみて思い返したりしながら体に染み込ませている状態です。

「この状況だったらこれに当てはまるかな」と試行錯誤しながらやっていますし、「こんな内容あったな」と思い出せるだけでも質が高くなるので、そういうような使い方をしています。

なので、本などは何かしら1冊自分の手元に置いておいたほうが使い勝手がいいと思います。

(西田さん)僕も困った時にはいつも自分の勉強した本を見返しているので、自分が精読した本はいつも手元に持っておいたほうがいいと思っています。

講師を担当している西田さんへ勉強会への思いや人材育成について聞いてみました!

ーーなぜPMP勉強会を行うことになったんですか?

PS部エンタメチームのマネージャー・ディレクター陣がマネジメントに対して正解が見えず、すごく迷っている時期だったんです。

自分たちのやり方でなんとかまわしていたけれど、問題も起こるし本当にこれでいいのか?正解を語れと言われても語れない・・・と。

それに対して僕はPMPの勉強をしっかりすれば道筋が立つことがわかっていたので、この勉強を勧めたかったのですが、いきなり分厚い本を渡してこれをやらないといけないと分かったら心が折れてしまうと思ったんです。

また、彼らは「本当にやる意味がある」という確信が持てるほどの情報量を持っていなかったので、約半年間「振り返りの会」と称して、自分たちの仕事をどう整理していく必要があるのかといったことなどを集まって議論してきたんです。

そのことでPMP、PMBOKの勉強の意義をだいぶ理解してもらえたので、ようやく地ならしができて、じゃあそろそろPMPの勉強をしましょうかということでこの勉強会が始まりました。

ーー指導時に意識していることはどんなことですか?

過去の自分の経験談をまじえながら、話をしています。

そのことで座学でセオリーだけではなく、知識をどう使うかということが分かるからです。

僕も十数年前にこういう勉強をした際に、一番知りたかったことは「書いてあることは分かったけれど、これは実際に使えるの?」ということでした。

僕の場合は周りに知っている人が誰もいなかったので、今回は自分の経験を添えて話すことで、より実践的な話になり興味を持てると思いますし、いいかなと思っています。

ーー勉強会を続けてきて、参加者の方たちの反応など何か感じることはありますか?

参加してくれているメンバーはすごくモチベーションが高いし、しっかり勉強しようと思ってくれているというのはすごく感じます。

実際に勉強会でも実務で感じている疑問点など具体的に質問が出てきますし、それだけ彼らも実務でプロジェクトマネジメントが大変だという事を身にしみて分かっていて、勉強していく中で自分の困っていた事が言語化されるんです。

「こういう単語で表現されている」「自分が困っていたのはこれを知らなかったからなのか」「これを知っていたらあの問題も解決できたし、あんな失敗もせずにすんだよね」と繋がっていくとどんどん興味が湧いてくると思います。

それを感じると嬉しいですし、こんなに難しい話を勉強してもらうというのは大変な事だと思うのですが、彼らのモチベーションによってこの勉強会はうまく回っていると感じています。

ーーPMP勉強会の参加者へは今後どのように活躍してほしいですか?

まずは、資格試験を取って一定の水準をクリアしたという証明が自分の自信に繋がるので、それは取ってほしいと思っていますが、そこは目的にはしていないです。

資格を取得してからが本当の勉強で、自分のやり方を見いだしてもらいたいと思っています。

「守破離」という言葉を使わせてもらうと、「守」はまず教科書を読みましょう、「破」は僕たちの意見を聴きながら、テーラーリングでいろいろと実践してもらう、「離」までいったら自分のやり方でテーラリングをして、自分のプロジェクトの鉄板のこなし方のパターンを見いだしてもらう。

プロジェクトマネージャーの資格は持っていて当たり前、それを使ってここまでできるというところが本当に目指すべきところです。

自分自身で考えてプロジェクトを進めていける人が育ってくれたら、あとは頑張ってねという風に見送ってあげたいと思っています。

取材を終えて

難関資格であるPMPですが、PMPホルダーから今回のように経験談を聞く機会があったりと、SHIFT PLUSではより理解を深めながら実践的に学ぶことができる環境があると改めて実感しました。

また、独学ではなく同じマネジメント業務をしているメンバーで一緒に勉強を進めることができるのは、悩みや疑問を共有しながら自分自身の業務へも反映していけますし、とても心強いですよね。

SHIFT PLUSは設立6年目とまだまだ若い会社ですが、だからこそ会社も社員の成長を応援する制度や環境を整え、会社と社員が一緒に成長していくことを目指しています。

今回のPMP勉強会以外にも、社内ではさまざまな勉強会が開かれているので、今後も人材育成に関する取り組みを紹介していきますのでお楽しみに!