【新たな資格取得者が誕生!ITパスポート&SV資格】メンバーに合格の秘訣を探ってみました!
2020年11月9日

SHIFT PLUSでは、新たな挑戦へのバックアップができる環境作りのため、自己成長を応援する資格取得支援制度(資格試験に合格した場合、受検費用が全額支給される制度)が9月にアップデートされ、支援対象の資格やテキスト購入費の補助の追加、合格者へはお祝い金も出るようになりました。
この制度を利用し、SHIFT PLUSでは新たに2名の資格取得メンバーが増えました!おめでとうございます!!
今回はITパスポート、スーパーバイザーの資格に合格した各メンバーへインタビューを行ったのですが、想像以上に試験が難しかったという声がありました。
仕事と勉強を両立しながらどのように合格までたどり着いたのか、それぞれの勉強法や合格の秘訣など聞いてみましたので、ぜひご一読ください!
ITパスポートってどんな資格?
ITパスポートとは、ITを利活用する人、これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
また、「情報処理技術者試験」の中でも基礎的な資格でもあります。
出題分野は3つに分かれていて、新しい技術や新しい手法の概要に関する知識を問われるテクノロジ系、経営全般の知識を問われるストラテジ系、ITの知識、プロジェクトマネジメントの知識などを問われるマネジメント系で構成されています。
幅広い分野の総合的知識を問う試験で、ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につく資格となっています。
引用1:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html
引用2:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html
ITパスポート合格者にインタビュー
合格者プロフィール
長谷川さん:2017年12月に入社
PS部エンタメチームに所属し、タイトルリーダーとして主に案件管理業務を担当されています。案件の進捗状況によってはテスト実行や設計業務にも携わっています。
ーーまずはこの資格を取ろうと思った理由を教えてください。
業務の中で上長やクライアントとコミュニケーションを取る際、IT用語が飛び交うことが多かったので、コミュニケーションをさらに円滑に取れるように、IT関連の用語が学べてかつ資格が取れるものを探していたところ、ITパスポートに出会いました。
結果的に社内の資格補助のリストにもあったのでラッキーという感じです。
勉強方法を詳しく聞いてみた!
ーー独学で勉強されたと伺いましたが、 どのような教材を使われたんですか?
私は市販の参考書と過去問題集を購入して勉強しました。
ITパスポートは参考書の種類が豊富なので、書店で何冊か目の前にして迷いました。決め手は単純に表紙がかわいいと思ったことと、内容については図式付きで出来るだけ要点がわかりやすく、項目ごとに抜粋された過去問が数問ずつ載っていたため、自分にあっているなと感じたからです。
また、過去問については直近3~4回分が載っている問題集を使っていました。
あとは参考書や過去問は発行年数が新しいものを選びました。IT技術は常に進歩し続けるので、その度にシラバスが更新されて新しい用語が登場したりするんです。
例えば、今では身近となったテレワークや、社内で月一実施しているe-Learningも最近追加された用語になるので、こういった新しいものが出題されることもあります。
ーーどのくらいの期間勉強されましたか?また、仕事と勉強の両立をするためにどのような勉強の取り組み方をされたのですか?
勉強した期間としては1ヵ月ほどですね。ITパスポートは高知であれば月に3回ほど受検日が設けられているので、他試験によく見られるような、申し込みを逃してしまい、次回は数ヵ月後…なんて状況には陥りません。
逆に言えばいつでも受検できるから、また今度にしようかなという気持ちも生まれがちです。そうやって自分の怠惰で受験日を先送りにするようなことはしたくなかったので、直近で空いていた受検日に申し込んで、後戻りできない状況を自ら作りました。
勉強方法については、参考書を一通り読んだ後に過去問をやる、過去問でわからないことがあればもう一度参考書に戻るという方法を取っていました。
平日は家に帰ってきて、寝る前の30分ほど、気が乗れば1時間ほど勉強していました。ただ、これはあるあるだと思うんですけど、参考書を開いた途端に眠たくなることはよくありました。
そういう時は粘ってもいいことはないので、睡魔には抗わず素直に寝ることにしていました。睡魔に負ける日もあれば1~2時間集中できたりする日もあります。平日できなかった分は休日で取り返していました。
ーー勉強中に意識したことや工夫したことはどんなことですか?
いろいろな勉強方法がある中で自分に見合った勉強方法を見つけること、それが私の場合は堅実に参考書を読んで、そのあと過去問に取り組むことだったので、この方法が私にとっての必勝法だったと思います。
あとは進めていくうちに人間なので、得意不得意なものって出てくるじゃないですか。計算問題や、何回読んでも理解できないものだったり。
その際に頭に入らないものを理解するまで頑張ろうとすると無駄に時間が経ってしまうので、そこはきっぱりと飛ばしました。
一回参考書を読み終わった後に、その項目に再度戻ってくるとすんなりと頭で理解できることもあるので、つまずいた時には立ち止まらずに一回スキップしてみることは大事だなと思いました。
また、ヒーリングミュージックなど音楽を聞くと集中できる人間なので、YouTubeをBGMにして勉強していました。実は一番それが睡魔の原因かもしれないですけど(笑)
ーー勉強中に苦労した点はどんなことですか?
用語を頭に入れることが一番苦労しました。 参考書の索引を見ると用語がびっしりなんですよね。しかも知らない言葉ばかりで、一から勉強していたのでそこが一番苦労しました。
似たような用語も多く、例えばRから始まる用語だけでも10個以上あるんです。なので問題を解く際に、正答だけを視野に入れるのではなく、選択肢にある正答以外の用語についても、理解が曖昧な用語があればいったん見返して調べる、その反復で頭に刷り込んで覚えていました。
また、ITパスポートにはストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの分野があって、それぞれの分野で満点の30%以上という合格基準点があります。
なので苦手な分野であってもまんべんなく勉強しておかないと落ちてしまうんです。私の場合はテクノロジ系が苦手で、初めて過去問を解いた時は全然合格点に届きませんでした。
ただ、過去の傾向から一番出題の割合を占めていたので、ここを中心に死に物狂いで勉強しました!笑
そういった意味では苦手なものも勉強できたというのはすごくよかったと思います。
試験直前から合格まで
ーー試験直前にやったことは何ですか?
直前の休日に関しては過去問をひたすら解いて、あとは参考書を読み込んでいました。
試験当日は数百ページもある参考書を読んだところで頭に入らないというのは分かっていたので、自分で別途作成した単語帳をひたすら見て反復し、呼ばれる直前は配られた受検ルールを読んだり、ぼーっと瞑想していました。
ーー実際の試験を受けてどんなことを感じたか手応えなど感想を教えてください。
試験中は画面に残り時間が表示されている親切設計で、常に時間を気にして時間配分もできるいい環境だったと思います。
自席に置かれたボタンを押すと制限時間120分を待たずに終わることも可能ですが、私は一通り回答してそのあとに見返す方法で解いていき、ギリギリまで粘りました。
100問解くのに約80分、その後の40分で見返す中、自信を持って回答していたものが実は誤答だったこともあったので、見返す時間を確保できるように時間配分を考えることがすごく大事だと感じました。
あとは事前のリサーチ通りではあったんですが、最近は特に過去問と類似した問題が少ない傾向にあるようで、4択であっても消去法で絞ることが難しいひねりのある問題が出るようになりました。
もちろん毎回問題は異なるそうですが、半年ごとに公開される過去問はその中でもシンプルかつ王道な問題が多く集まった印象だったので、過去問はあくまで参考で、実際はテキストを読み込んでいないと合格は難しいと感じました。
終わったあとは本当に自信がなかったのですが、画面にはレポートという形で点数が出ます。そこで合格基準点を超えていたので安堵はしていたのですが、合否がわかるのが受験日の翌月の中旬あたりなので、合格通知が来るまではソワソワしていました。
資格を取得して
ーー資格を取得して役立ったことがあればどんなことか教えてください。
今まで意味が曖昧だった用語が出てきた時に「これITパスポートで勉強した!」と理解できるようになりました。
今まではいちいち調べていた難しい用語も頭ですんなりと受け入れられるようになり、自分からも積極的に話に参加することができるようになりました。
ーー今後受検される方、考えている方へアドバイスをお願いします!
その問題が分からないから諦めてしまうのではなくて、とりあえず問題を一通り解いてみることはすごく大事だと思います。
というのも出題される100問の中に同じ単語が出てくることがあるんです。私が実際に受けた際も同じ単語が別の形で4回くらい出てきました(笑)。
もちろん受験日によって出題内容も変わりますが、その先問題を進めていくことで別の形で転がっているヒントを見つけることができるかもしれないので、一度問題を見ただけで諦めないで!と言いたいです。
あとは最初に言っていた通り、常に技術が進歩し続けている結果、出題される問題の傾向も変わりつつあるので、新しい知識を常に取り入れながら勉強するのも大事かなと思います。
そしてこれだけは言わせてほしいのですが、ITパスポートはSHIFTPLUSに所属しているなら、部署問わずに受けて損はないです。
というのもIT関連の国家資格の中でも比較的ハードルが低いものになるので、初めの一歩として資格を何か取得したいと考えた時に、最適なものになると思います。
私は暗記も計算問題もとても苦手ですが、そんな私でも取ることができました。自身のスキルアップや仕事に役立つ資格取得のため、評価アップのため、目標設定のため、受ける理由はなんだっていいと私は思うので、迷われている方はぜひこのITパスポートに挑戦してもらえたらと思います!
ーー次にチャレンジしたいこと、取得したい資格などがあれば教えてください。
ITパスポートと同じくIPAが主催している基本情報技術者試験に挑戦したいと考えています。ITパスポートのワンランク上に位置付けられており、ITパスポートで学んだ知識も必要となってくるそうです。
せっかく勉強して取得したITパスポートの知識をその場限りで終わらせてしまうのはもったいないので、ITパスポート資格取得のために勉強してきたことを無駄にせず、かつワンランク上にチャレンジできるといった意味でも、記憶が新しいうちに挑んでいきたい資格です。
スーパーバイザー資格合格者へインタビュー
スーパーバイザー資格を取得した西森さんにも合格の秘訣を伺いました!( スーパーバイザー資格についてはこちら)
合格者プロフィール
西森さん:2017年1月に入社
CS部エンタメチームに所属し、ゲームアプリのお問い合わせ対応や案件管理業務を担当されています。
ーーどのくらいの期間勉強されましたか?また、仕事と勉強の両立をするためにどのような勉強の取り組み方をされたのですか?
集中して勉強をしたのは2~3週間ですね。今は会社でも参考図書として借りられる参考書を、当時は図書館で借りて勉強しました。
仕事の日は過去問を解いて丸つけするという簡単な勉強をして、休日に解説の詳細や参考書の内容を読み込んで頭に入れていきました。
私は毎日続けることは難しかったので、週に数日勉強の時間を作って、休日は5時間ほど勉強する日もありました。
あとは公式サイトに掲載されていたサンプル問題を解いたり、参考書を繰り返し読んで、試験に出そうだと思った単語や1回読んでも理解できないものはメモをして、後々の勉強時間でどういう意味だったのか、なぜその回答になったのかを考えて覚えることを何度も繰り返しました。
ーー勉強中に意識したことや工夫したことはどんなことですか?
同じような意味合いや似た単語をならべて選択させるような引っかかりやすい内容の問題が多いので、その単語だけを覚えるのではなく、意味合いも一緒に覚えて、具体例に落とし込むことでどんな状況の時に使われる用語か、問題の状況を示すのはどの単語が正しいかなどを連想しやすいように意識していました。
また、内容を読んだときに勉強した内容が思い出せるよう実際の業務に例えることでしっかりと理解できるように工夫しました。
ーー勉強中に苦労した点はどんなことですか?
似たような単語が多く、また今まであまり触れたことがない経営戦略や財務、構築などの分野の内容がなかなか頭に入らず、暗記に苦労して何度も復習しました。
また、私は集中し始めるのがすごく遅く、このときに勉強をすると事前に決めてもすぐに切り替えて行動することが苦手なので、集中力を切らさないようにするのと時間はあえて決めずに勉強していました。
音楽を聞いて集中力をあげたり、机に向かって参考書を目の前に置いておいて、やる気が出たタイミングで勉強を始めていました。
受検直前から合格まで
ーー試験直前にやったことは何ですか?
過去問が1回分しかなく出題傾向が読めなかったので、参考書をひたすら読み返して、気になる部分、自分が覚えにくい部分、出題されそうな部分を忘れないように読んでいました。
ーー実際の試験を受けてどんなことを感じたか手応えなど感想を教えてください。
勉強していた問題も出たんですが、想像以上に難しくて結果を見るまでは落ちたと思ってへこんでいたので、合格の結果を見て驚きました。
というのも「この単語はどういう意味ですか?」という問題の場合、「AをBする」「AをCする」といったように一部だけ変更されている選択肢があったり、単語の意味も似ていたので判断が難しく、細かい意味まで覚えていないとしっかり解けない問題が多かったんです。
確かに過去問も役立ちましたが、それよりテキストを読み込んだほうが断然解けると思いました。
また、普段の業務に連想させた方が解きやすかったです。判断基準となる例文を元にアサイン調整をどう行うかといった実践的な問題もあり、「こういう時こうやってやるな」と思い出しながら問題を解いていました。
ーー試験時間の時間配分はどうでしたか?
だいたい60分くらいで一通り問題を解いて、残り30分くらいでじっくり確認という時間配分です。試験時間前に終わることも可能でしたが、私は90分ギリギリまで振り返りをしていました。
合格後から今後について
ーー資格を取得して役立ったことがあれば教えてください。
業務中にこれは勉強したなと思い出す機会もあり、業務の内容がより深くわかることがあったり、業務内容を見返すきっかけになったと思います。
普段の業務と直結する内容が多かったので、「これは正しかった」「これは直した方がいいんだな」と試験を受けながら振り返りをする感覚でした。
なので今案件管理をしている方であれば、すんなり頭に入ってくると思います。
ーー今後受検される方、考えている方へアドバイスをお願いします!
過去問がそのまま出てくることは1,2問あるかないかくらいの感覚だったので、参考書を読んでその内容を自分の中に落とし込むことが必要だと思います。
それができれば参考書に書いてある内容と別パターンで問題が出たとしても、意味合いを考えて「この時はこのケースにできる」と変換して回答することができると思います。
ーー次にチャレンジしたいこと、取得したい資格などがあれば教えてください。
普段の業務で理解できない用語や内容が出てくることがあるので、少しでも理解できるように長谷川さん同様ITパスポートの資格取得や、社内の勉強会にも参加してどんどん知識をつけていきたいです。
そこから自分の視野を広げていくきっかけを作っていければと考えています。
インタビューを終えて
お二人とも勉強方法や試験の取り組み方など共通している部分があり、これから受検される方々にとっても、参考になる点が多かったのではないでしょうか。
実は社内で支援制度を利用して試験に合格したメンバーが今も続々と誕生しています!
現在合格したメンバーへインタビューを続けていますので、今後も紹介していきたいと思います!お楽しみに!